【着物買取】浴衣の買取相場っていくら位?高く売るコツとおすすめ買取店をまとめました
毎年、夏には浴衣を着て花火やお祭りに出かけると言う方は多く、夏の風物詩と言える浴衣
夏の着物は気軽に着る事が出来、デザインも豊富です
値段も着物の中では安くて、毎年購入していると言う方も少なくありません
ただ、手軽さゆえに着なくなってしまった浴衣がたんすに眠っている十言う方も多いのではないでしょうか?
夏物の着物は売れないという印象を持っている方もいるかもしれませんが、状態の浴衣、人気ブランドの浴衣、有名産地の浴衣などであれば思った以上に高く売れる場合もあるんです
そこで、浴衣の買取相場を浴衣の特徴とあわせてまとめました
浴衣は見た目が華やかなデザイン物もが多く、外国人にも人気の着物です
日本だけでなく、海外に販路を持っている買取店であれば意外と高く売れるんです
浴衣が好きでたくさん持っていると言う方は一度お持ちの浴衣を整理してもいいかもしれませんね
浴衣を高く売る為には買取専門店で相見積もりをとる
浴衣や着物全般を売る方法は主に4つです
- ネットオークションやフリマアプリ
- 総合リサイクルショップ
- 質屋、リユース業者
- 着物買取専門店
何も知らなければどこで売っても同じ様に感じるかもしれませんが、着物の査定には深い知識が必要で着物に特化した査定士に査定してもらわないと二束三文になる事が多いんです
特に浴衣は訪問着や江戸小紋などの通常の着物に比べて買い取り額は低くなりますので、出来るだけ高く浴衣を売りたいと考えているのであれば着物買取の専門店がベスト
近くに着物リサイクル店が無くても今は出張買取、宅配買取など便利な買取方法がありますし、査定料が無料のお店がほとんどなので気軽に見積もりを出してもらう事が出来ます
ネットオークションやフリマアプリはやり取りが面倒でトラブルも
ネットオークションやフリマアプリを使って売るのも一つの手ですが、オークションや業者も多く質の高い浴衣の場合相場が分からないと買いたたかれる場合もあります
また、フリマアプリの場合も浴衣に関する知識を持っていないと購入希望者の質問に答えられなかったり、売れた後に思ったいた浴衣と違ったとクレームになる事もあります
普段からオークションサイトやフリマアプリになじみがある方で浴衣の知識が豊富な人はチャレンジしてもいいかもしれませんが、寸法を貼ったシミの有無を確認し、色や雰囲気が分かり安い様に写真を撮るなど手間のわりにリターンが少ない事が多いです
後は、手数料がかかるサイトやアプリもあります
総合リサイクルショップは着物に特化した査定士がおらず、タダ同然の値段に
最もお勧めできないのは衣類、おもちゃ、ブランド、貴金属、本などをたくさんの買取品目がある総合リサイクルショップです
大手の総合リサイクルショップは特にですが、現場の査定士はマニュアルに沿って状態を見るだけのパートやアルバイトの方です
着物専門の査定士はまずいないと思って良いです
実際に最大手のリサイクルショップに着物6点(正絹の振袖、江戸小紋など)を持って行った際についた買い取り額は一山で10円でした
その着物を着物鑑定士がいる買取店に出したところ最低でも数千円、最高で12,500円の値段がつきました
こういった事は全然珍しくなく、浴衣であれば値段がつかない事がほとんどだと思います
着物を鑑定するには知識がかなり必要なのでシミ、傷、カビなどの状態の有無だけを確認する様な査定では本来の価値は分かりません
受付の方も『着物はしっかりとした査定業者に出した方が良いと思います』と自らおっしゃるほどでした
複数人で困りながら査定をされていたので多分着物に関しては本当に知識は無いんだろうなと言う印象でした
質屋、リユース業者も着物に特化した査定士がいるかどうかをしっかり確認する
総合リサイクルショップと同じですが、町の質屋さんや駅前によくある様な貴金属、金プラチナ、ブランド品などを主に扱うリユース業者も着物に特化した査定士がいなければお勧めできません
着物買取専門店も取扱品目が多い所もありますが、着物専門の査定士が在籍しているお店とそうでないお店があります
コチラも体験となりますが、エコリングで先ほどお伝えした着物を査定してもらいましたが、一山で50円となり、リサイクルショップと変わらない結果になりました
店員さんも着物はあまり得意でなさそうで、あらかじめ高くは売れないと前置きもありました
複数の着物買取専門店に見積もりを取ってもらうのがおすすめ
最もお勧めは着物買取専門店ですが、出来れば複数のお店に相見積もりをとってもらいましょう
どの業者も査定のポイントはある程度同じですが、販路に違いがあるので買取価格が変わってきます
独自に市場を持っている業者や海外に広い販路を持っている業者もあります
また、その業者の在庫状況によっても高く売れるタイミングがあります
出張買取以外は余計なお金がかかる場合も
複数の買取店に査定を依頼する場合、出張買取が最もお勧めです
査定士の方が自宅に来て浴衣を査定するのが出張買取ですが、出張料、査定料、キャンセル料などは全て無料ですし、出張買取のみクーリングオフ制度が適用されるので契約が成立しても8日間は破棄する事が出来ます
浴衣を直接持ち込む店頭買取は持ち込む手間や距離によっては交通費もかかります
宅配買取の場合は対面が苦手と言う方にはおすすめですが、キャンセルした場合の返送料が自己負担のお店が多く、相見積もりには向きません
浴衣の買取相場は数百円から10,000円以上になる浴衣もある
浴衣と一言で言っても化繊のミシン仕立てで作られる安め着物から、高級生地の綿紅梅、綿絽、綿縮、麻縮、綿絞りなどで作られた浴衣は希少価値があり高値で売れます
また、化繊の場合でも若者に人気のツモリチサトなどのブランド品であれば思った以上に高く売れる事もがあります
ただ、一般的には浴衣の相場は100円前後~1,000円程度と考えておいた方が良いと思います
後は、浴衣に合わせた帯や小物などがあって一式そろえる事が出来るのであれば買取額はアップします
高級浴衣などは証紙があるはずですので査定に出す際は証紙を忘れない様にしましょう
浴衣の買取事例
- 藤井絞り浴衣 反物…34,000円
- ツモリチサト プリント浴衣…10,000円
- 有松鳴海絞り浴衣…32,000円
- 竺仙松煙染浴衣…35,000円
- 宮古上布…15,000円
- 有名百貨店展示品 綿絽…5,000円
- 綿絞り…3,000円
無料査定可能な業者多いので浴衣や所有している着物の価値を知る為だけでも大丈夫です
大手の買取店であれば押し買いなども一切ありませんし、女性の査定士を指名する事も可能です(女性の場合のみ)
浴衣とは
夏に着る着物として浴衣の他にも夏着物と呼ばれる着物があります
違いは着方にあり、夏着物は襦袢の上に重ねて着るので白衿がでますが、浴衣は肌着の上にサッと一枚で羽織る着方です
また、主に使用される素材にも違いがあり、基本的に浴衣は綿、絹なら夏着物と言うイメージです
ただ、現在では多様な着方もあり、綿紅梅、奥州紬などの高級浴衣であれば、足袋を履いて名古屋帯を締めて夏着物風に着る場合もあります
例外的に木綿の夏着物や絹紅梅の浴衣もあります
浴衣の発祥とよそゆき浴衣の着用シーン
浴衣は平安時代の蒸し風呂で切る湯帷子が原型と言われ、江戸時代には外着としても流行したそうです
ただ、昭和の戦後頃は寝間着としても着用されてきた経緯があり、世代によってはお祭りなどで外着として着るのが行儀が悪いと考えられる方もいらっしゃいます
最近では浴衣はカジュアルな夏の着物として定着し、お祭り、花火大会やビアガーデンなどのイベントに着る方が多くなっています
大人世代が着やすい浴衣は夏着物の様に着る事が出来る上等の浴衣で着物よりは安く手に入り、メンテナンスも簡単です
透け感の無い綿、綿麻で古典柄の型染め浴衣などは帯を変える事で活用頻度が広がります
よそゆき浴衣とは綿紅梅、綿絽、奥州紬などの上質な素材で作られた着物で足袋をはき、名古屋帯や袋名古屋帯などを合わせる事で高級レストラン使用に仕上げる事も出来ます
また、よそゆき浴衣の場合、足元は草履ではなくて下駄を合わせます